1/12 カワサキGPz400
'83型、カワサキGPz400(アオシマ1/12)。
2025(R07).07.18、完成。
キットは"GPz400F"となっていましたが、赤いホイールを作りたかったので、作例は1983年型の"GPz400"としています。

エンジンはDOHCの8バルブ、空冷(横置き)4気筒400(399)cc51psなり。
因みにこの頃のカワサキにおけるGPzのロゴの意味は、空冷エンジンだとGPz、水冷エンジンはGPZとなっておりました(なので水冷式エンジンの"GPZ400R""Z"が大きいのです)。
 
キットの評価としてはうーん、どうでしょうか。
パーツの方は全体的に「こんな感じの形だっけ・・・?」の出来だったので、製作中は絶えず「こんなのでいいのか?」的な疑問が湧いておりましたが、いざ完成して見ると全体的にいい感じでまとまっている、いやそれどころか、"GPz400"の雰囲気を良く表現しており、その意味では間違いなくいいキットでしたね。
只、組み上げには、ちと工夫の必要な箇所がちらほらと。詰まり、接着シロのない所が殆どなので、その後付け加工が少し大変でしたか。
一番大きな処では、タンク・サイドカウルからリアカウルシート、全く接着シロが無く「どうやってくっ付けるの?」。なので真鍮線を通したりプラ板でベロを付けたり。
同様の感じで、バックミラーグラブバーマフラーなんか先に4本まとめて接着しておきエンジンに刺さる部分に真鍮線を通して接着シロを確保し、エポキシ系接着剤でゆっくり確実に接着しました。
等等ありましたが、さりげなく飾っておくとちょっと毛並みの違うバイクでいい感じじゃあないでしょうか。重厚感もたっぷりだし。
 
"GPz750""GPz900"と共通のフルサイズ・ボディでありますが、相反して操縦性はいたって良好。
素直でパワフルなエンジンは4ストロークなのに2スト並みに高回転域が美味しいとか(因みに中低速域も2スト並みにしんどいらしい)。
 
気になったのはステップベース?ステップをくっ付ける土台はマフラーの接着箇所にもなっていますが、そいつがフレームに付く角度が問題で、そのままくっ付けると特に左が少し内側になり、結果マフラーが内股に・・・。一応仮組みはしてありましたが、ここはもう1段階突っ込んで確認すれば良かっただけの話。
ハーフカウルであるFカウルは左右でくっ付けるパーツ構成。その合わせ目消しのついでにFスクリーンとの隙間を埋める調整が必要でしたね。それを忘れた私は、いざ接着の段になりFスクリーンFカウルの隙間に泣く事に・・・。

このキットのミソ的サイドカウルの黒リベットは、キットにちゃんと穴が空いているので、そこに後付けシルクピンを差込たかったのですが、デカールの方は、ちゃんと微妙にずれているリベット模様が印刷されており、尚且つキットは、タイヤが溶ける程(アフターサービスで注文済み)に劣化しており、当然デカールも怪しく、汚れも酷いのでアルプスプリンターで足りないロゴも含めて全部印刷。
只、単色と違ってフルカラーでの印刷なので、近寄るとドットパターンがどっと目立ちます。
これが「今回のお題」になりますか。自作デカール作りをされている諸兄は見事なまでの単色印刷をされておられますが、プリンター本体に無理をかけるのが恐いのと、このスケールだと遠目ではフルカラードットパターンでも私の中ではOKなので、これでいいのです。
 
パーツの1つ1つは無骨なのですが、それがまとまると流れる様なラインを描き、誠にいい味を出すと云う本当にマカ不思議な男(漢)のバイクであります。
 
タンク容量 18L
いつもの様にメーターナンバープレートはプラ板にデカールを貼ってコーティング、バック・ミラーは磨いた洋白板で置き換え、リベット類はシルクピンにしています。

使用カメラPentax K-x、2025(R07).07.21、撮影。
 
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